幸せなのだ。ああ今日も、なんて退屈な人生。

体調が良くなって来た。病院で薬を処方してもらい、アレルギーが大分治まった。だが、薬の成分で眠くなる。横になってテレビを見てゴロゴロしているとすぐに寝てしまう。普段より強めの薬を短期間飲んだだけだが、昼間眠っても夜も眠る。けれど2日目、3日目と過ぎて行くと、だんだん目が覚めて来て、必要以上眠くなくなる。結局、薬のせいで眠くなって寝てしまうというよりも、体をちゃんと休めていないから眠くなり寝てしまうのだと気が付いた。一定の睡眠と疲れを取る休養の時間が満たされたら、特別眠くなることもなくなった。体は正直だ。疲れが取れてアレルギーも反応が無くなって来ると、薬が効いているのかどうかすらわからないような鈍感さが出て来る。薬が効いているのがわかるときはまだ回復していないのだろうから、積極的に休むようにした方が良いのだろうと思った。

ところで、ブログを書いていない日が多い。体調を崩したためでもあるが、やはり家族が休暇で1ヶ月ほど家にいることになると、どこへでも一緒に出かけて行くからでもある。天気の悪い台風の日々も長かったせいで、家に留まることもあったが、野外のコンサートにも出かけられたし、動物園や近くの温泉にも行って来た。遠くまで旅行は出来なかったけれど、あちこち小さな旅行をしているようなものだ。出かけた分、いろんなことがブログに書けそうだが、何せ次の日遊ぶ体力がないので寝ることを優先していた。胸の中には楽しかったことが刻まれている。文字に今は綴ることはなくても、いつかは綴ることになるのかなと思っている。

こういう今の自分を知る機会になっている。以前、若い頃だったら、外へ向けて何かを成し遂げ、表現することばかりに夢中になっていた気がするが、今は自分の中で感じて収まればそれで十分だと思うようになった。以前は心のどこかで人といたい気持ちと自分の表現の時間を比べて落ち着かなくて、どっちつかずで楽しめてないところもあったように思う。今は、社会という場で自己表現出来なくても、ただただ仲の良い人と過ごす時間は限りなく残り少なくなっていると意識しているからかもしれない。社会の中でどうでも良い、何でもない自分が今生きている時間の中で、ご飯を一緒に食べたり、他愛無い会話をして、ただダラダラと過ごすようなことが、とても大事であると感じるようになった。退屈で、何にもない人生だったね、というのはきっととても幸せであるのだ。

人と会わない一人時間は暇つぶし。生れ出たなら何かを成し遂げる~などと思わなくてもいいのだろう。食べて寝て、他の人と楽しんで。人と楽しむ時間以外は自分が苦痛にならないよう、一人楽しむことは何か無いかな?と探すのみ。今日はブログを書いてみた。何をこれからやろうかなぁ。やりたくないことは出来るだけ明日に回して、やりたい方を選んで今日やろう。

では今日はこのへんで。