祭りの後で、何だか気が抜けている。お神輿でアドレナリンが十分に放出されたせいか、今は何をやっても力が入っていない感じだ。きっとそういうものなのだろう。やる気一杯がいつもいいわけでもなく、この程度の力加減で物事を進めた方が普段から力まなくて済む気がする。
今日は台風などで流れてしまっていたピアノのレッスンに行った。電車で一人向かうのが久々過ぎて、電車の中にいる時間がものすごく長い。片道進むのに、何時間経っているのだろう?と思うくらい、時間が進んでいなかった。慣れとは不思議で、たった1ヶ月そこらの間隔があいてしまっただけの道のりなのに遠く感じた。遠いからと言って嫌になるわけではなくて、本を読んだり眠ったりしながら、全く忙しく無いぞという時間を過ごしていた。
そんな中だからだろうか。ちょっと変わったことが起きている、と感じてしまう場面がいくつかあった。渡っている間の信号がやたら長くて故障したのか?と思うとか、電車が小刻みに止まり直したり、駅が近づいたところで急ブレーキがかかって大きく揺れ、体がガックンとなる(人が轢かれたかあ・・・)。また、道を急ぐ自分の後ろに突然現れた作業着風の男性が、枯葉を踏みしめながら何かバチンバチンと音を鳴らし何か大きな声を出しながら追いかけて来ている(いや、たまたま同じ方向へ歩いて来ていただけだろう)。気になりながらも振り返って見て確認するのも何だかなぁと思っていた。
そんな感じの小さなヒヤッとする場面があったのだが、その気になる様子の男性は振り返ったときには急に姿が見えなくなり、電車はと言うとアナウンスが入り、何もなかったように緩やかに元へ戻り動き出した。信号も壊れた訳ではなく、ちゃんと心配なく変わって行く。たぶん自分の時間の感覚がズレていただけで、頻繁に起こる小さな出来事の類も、たまたま不思議な出来事に見えてしまっただけだろう。行きに乗ったバスに乗り込んで来た学生と教師合わせて8人が帰りのバスにもゾロゾロ乗って来たときは笑ったが。観光地だから無くは無い。ただ今日に限って、なぜ同じタイミング?変なの~と思う必要もないことだが、ちょっとだけ奇妙なことが自分の時間の節目節目に起こっていた。
先生のお宅に着いた後、汗をかき過ぎたらトイレで着替えをしていることが多い。今日は汗だくだったので着替えた。まだパソコンが酷暑だと言って来るから当然汗が噴き出す温度なのだ。その後無事にレッスンを終えて、バス停に向かって歩いていると、隣をふと見たらバスが横に来ている。いつもなら二つ先の停留所まで歩いているが、ちょうどバス停の目の前だったのでそのまま手を挙げて乗り込む。ほっとしたのも束の間、レッスン中は気が付かなかったのだが、着替えた中のシャツが実は前後逆だった。確認したはずなのになぁ。まぁいいかと気にしないでそのまま帰ることにした。
奇妙な、ふとしたときに「おっ?」と言葉がこぼれる。自分が思っているより信号はちょうど良くピッタリ変わるし、電車は滑り込んで来るし、待つことがなかった。もしかしたらちょうどいい偶然も多くあるのかもしれないなぁと思う。だが、自宅の最寄り駅で売っているお弁当を買おうと、ショーケースを見渡す。なんと一種類一個しか残ってない。買いたい弁当はいつも常に補充されているにもかかわらず、無い。今日はもう全部売れちゃって、また来てねと言われ買わずに帰る。楽しみにしていたのだが、仕方がない。来週の地域の食事会に使う米があのスーパーに今日はあるかな?と思い出して見に行く。ついでに何かお昼ご飯になるものも買えたりして。
店先に着くと、来週の食事会のボランティア仲間に会う。滅多にここで会わない人だ。お祭りもお疲れさま~と話して別れる。そこできっと米と出会う運を使ってしまったようだ。米はない。だが、ちょっと手頃なちらし寿司を手に入れた。団子も美味しそう。まぁ、きっとこんな感じの日なのだろう。そういや、今日はレッスンでおしゃべりしなかったな。一時間、みっちりレッスンを受けた。めずらしい。こんなこともあるんだ。話したいことがあるわけでもないのに、話したくなるせいで言葉がつっかえてスムーズに行かない。だからピアノばかり弾いていた。これ、普通か。抜けているくらいがちょうど良いのか?
では今日はこのへんで。