振り返ればコンロがある定位置で、作りながら一品ずつ食べる。

天気が悪い。湿度もいつもより高い。人の機嫌はどうだろう。温度が28度で湿度は60%。もう少しカラッとしていると気持ちがいいのだろうなぁ。腕の汗が少し蒸発する?どうする?みたいに留まっている感じがする。蒸発しているけれど、少しだけ居残っているという風に、ベタつくわけでもないけれど体温を放出出来ずにいて何かがまとわりつく感じがする。短パンを履いてもいいけれど、足を全部出すには何となく体温調節出来ない気がして、長めの半袖と膝下までのパンツを履いて様子を見る。微妙な天気は気分に作用するするらしいから、きっと今日憂鬱になった人は天気のせいにしていいと思う。私はする。こんな天気だから憂鬱なのだ、でいいのだ。それだけで自分の憂鬱さも問題ない。

今朝は食事を作るときに卵を食べたかったが、米麹に漬けていた魚が残っていたので、焼いて食べることにした。米は朝炊いて、干し小エビとゴマと塩を振りかけて混ぜる。最近暑くなって来て暫く食べ続けていた小豆粥の出番はなくなり、今はこれに海苔をたまにプラスしている。スープは味噌汁。いや、どちらかというと野菜の煮込みだが。いつも具材を入れ過ぎるのか、いつの間にか水分が干上がってしまうので、煮ている最中にお湯を足す。最後に豆腐を入れる。卵もたまに入れることもあるが、今日は無しにした。卵を食べたかったはずなのに、卵を無しにするって何だ?と自分に対して思ったが、魚を食べることにしたので魚だよと思い直した。それに食べたかった卵はフライパンで焼いたやつがいいのだ。全部食べ終わってから、やっぱり食べたいと思ったら焼いて食べよう。フライパンで。

今朝からひとつのことに集中せず、やりたいことが多いせいか、食べるのが少し面倒になっていた。テレビをつけず、音も聞かず、食べることに集中してみた。ながら食べは、たぶん良くないのだ。焼いた魚から食べる。ちょっと皮側を焼き過ぎて、見た目真っ黒。漬けていたから見るからにくたくたな魚。ちょっと食べる気が失せるけれど、食べたらあっという間だった。見た目より美味しいんだな。魚の次は味噌汁だ。最近は一つずつ食べるようにしている。夏の暑い時期に冷蔵庫から取り出してテーブルに並べたおかずはどんどん汗をかく。サラダのようなものや漬け物も生暖かくなってしまうのだ。食べるのが遅い自分が、食べられるために待っているおかずたちの衛生状況を考えると、一つずつ食べるのがいいという結論に至った。焼いたものは焼き立てを食べ、冷たく冷えたものは冷たいまま食べる。味噌汁を食べた後にそのままご飯をよそって食べるので、洗い物も少ない。食べたところから水に浸けるので、食べ終わる頃には汚れが緩んで落としやすい。

作りながら食べているのは、ながら食べになりそうなもんだが、そうでもない。ご飯を蒸らしている間にとか、味噌汁が煮える間にとか、蒸し料理が仕上がるまでにとか。他のおかずが揃うまで他の物を食べて、時間の短縮にもなっている。そう言えば、家族がいたときも同じようなもので、美味しいものを美味しいタイミングで一緒に食べていた。おかずを全部並べてから、頂きますというのはやらなくていいのだ。もちろん、たまにはいいけれど。食べる順番を気にしながら一品ずつ出すと、目の前の食べ物に集中しているから、食わず嫌いの偏りを避けられるし、血糖値の上がり方を気にすることもないだろう。まずは美味しいタイミングで美味しいものを味わって食べることが良いなと思う。

自分は米を最後に食べるのだが、白飯をそのまま食べるなんて出来ないと思うなかれ。米はよく噛むと美味しいものだ。まぁ、そうは言ってもというなら、雑穀を入れて、干し小エビや海苔、昆布、かつお節、しらす、ゴマ等の添加物が少ないものを選んでふりかけて食べたり、簡単な漬け物を作っておいて一緒に食べてもいい。よく噛んで食べることにもなるし、そもそも「米だけじゃ食べられないよ」という人は味付けが濃い物が好きだろうし、米だけを食べることによって食べ過ぎを防げるんじゃないだろうか。

一つずつおかずを食べることによって、そもそもおかずの味付けも変わる。普段ご飯をお供にしたいときというのは、味付けは濃いものになっていることが多い。単品で食べると、最初どうしても「味が濃いな」と感じてしまうから、より薄味を好み、単品でちょうどいい味になっていくんじゃないかなと思うのだが、どうだろうか。野菜を含んだおかずをまず食べ、タンパク源になっているものを適切な味付けで食べ、汁物を食べていくと、その頃にはある程度満腹度も上がり、米が大好きな人も最後に米の味をじっくり味わう・・・なら食べ過ぎを防げそうな気がする。

また、お腹が空いた子どもに「食事が出来るまで待ってて」というときにも、待たせず何か一品でもいいから、食事を食べ始める方が良いなと思う。お菓子等の別の何かでお腹を膨らますより、栄養を考えた食事を子ども自身が優先するよう食べられるようにするのだ。お腹が空いたときに食べて欲しい物を目の前に出せば、子どももそれを先に食べることが多いだろう。好き嫌いがあって野菜を食べなさいとか、肉を食べなさいとか言うよりも、環境を整える方が簡単かなと思う。食べてもらいたい順番で目の前に出す、ということさえしておけばいいと思うのだ。

何も説教臭いことを書いているつもりはない。自分が一番わがままで言うことを聞かない奴なので、どうしたらいい食生活を送れるかを考えて来た結果を書いている。食にはとても興味があるんだよなぁ。書いていて、「一品ずつ出したら家族から文句が出た~」と言われている姿が目に浮かんだりもする。ははは。人が書いている生活を見て「いいな」と思っても、今普通に過ごせている人はそのままで、極端なことはやらず、無理はなさらぬよう。

では今日はこのへんで。