現在水分飽和状態です

何だか眠い。この間の検査のせいか、疲れ方が違う。検査でお腹の中を空っぽにしたことはこんなに体が軽いものなのかと思ったが、今はすでに普通に食べていて、おなかはいつの間にか前のようになり重くなっている。お腹が出ているわけではないが腹筋を使わずにいられない。今日食べた中華ランチはいつものように食べるのに時間がかかり、私より後に入った他の客はすでにお店を出ていた。最後まで食べ終わったので、早々に帰ろうと立ち上がったら途端にお腹の重さに驚きつつも、それよりも歩くのが億劫となる。

けれど、家の近くにはバス停もないから、バスに乗るわけにもいかない。しかもタクシーに乗るほどのこともない距離だ。だから自宅までの山道をとにかく上って行く。ひとまず立ち上がったときのお腹の重さで眠気は飛んで行ったが、この間の検査で一食抜いたことなんかが影響して、どうやら胃袋の消化能力が混乱しているらしい。元々ゆっくり食べているし、量としては同じだ。たくさん食べているつもりはないのに、前にも増して消化能力のスピードが落ちていて、いつまでたってもお腹が軽くならない。たくさん食べてしまったような重量感だ。く、苦しい。こうやって書いている間もお腹が一向に減らない。きっと今夜も軽めの食事でいいな(気分的に3食は食べたいのだ)。

体の慣れとは不思議なものである。いつもたくさん食べていたらそれが普通の量になる。たぶんほんの少し減らした、という事実を確認すると「いつもより減っている!!」ということを体が知り、その反応をする。いつもより早くお腹が空いたりするものだ。今回、「消化のいい物」を一日食べ続けて、慣れてきたころ挙句の果てに一食抜いて、お腹が空きそうなものの、その後大量の水分をこれでもかこれでもかと摂取した。飲んでいて半日も過ぎるともう何もいらないな、と思うくらい水分でお腹が一杯になってしまった。水分でお腹がいっぱいになるなんて、今まで体験したことはない。以前なら水分はいつまで経っても、どれだけ取っても水分は水分でしかなく、固形の食物を欲していたというのに。徐々に慣らした体というのは恐ろしく順応するのだ。

昨日はいつもより遅めの時間帯で仲間とゆっくり話をしながら食べ、そのまま長い時間座っていたこともあって、それほど感じなかったが、今日はひとりで食べたせいもあって、食べるスピードも速く立ち上がるタイミングもいつもより早めだったかもしれない。けれど、満腹度が高過ぎる。食べてしまったからどうしようもないのだが。しかもここに来て水分はどうも受け付けたくないらしい。

それでも、別腹とはよく言ったものだ。甘い物は目に入ると食べたくなるのだ。お腹一杯なのに食べられそうな気になる。サラダやスープ、主食の中華丼を食べ終わる頃にはお腹一杯だよという警報が出ていた気がするのに、デザートで付いていた杏仁豆腐は何も考えず食べて来てしまった。体内に入るのは同じこととしても、消化することを考えたら、消化そのものの活動は必要ないと見た目ではそう思える。もうすでに液体になっていたり、細かくつぶつぶしていたり、柔らかく、他の食物繊維の多い食べ物に比べて消化は良いのではないだろうか。体の負担が少なそうに見える。消化の良い食事、というのを一日やったことで、「取り入れても良い」というような刷り込みが既に出来ているのかもしれないな。他の甘い物もするすると入って来てしまいそうだ。

それにしても、別腹でもなんでもなく、普段ならそれこそ底無しで入って来る水分が本当に入って来ない。あれだけ検査で何の抵抗も無く大量の水分を飲み続けられたにもかかわらず、一番体に変化があったのは、今は水分なのかもしれない。昨日も今日も、それほど飲んでいない。普段飲む量の半分位だ。検査で飲んだ水分量で暫くもうMAXってこと?時間をかけてちびちび飲んでいたから、「飲む行為」そのものには飽きが来ているのは何となく感じる。隙間時間に飲む、という休憩スタイルが今は存在していないような気がする。

じゃあそろそろ、休憩するか。と思ったときに、まだ入んないんだよな~。いつもならこんなタイミングで絶対何かを飲みに行くのだが。いや、無いな~。あれだけ食べたり飲んだりを抑制して過ごした一日がこんな感じの感覚を与えるとは思いもしなかった。合唱のユニフォームが入らないかも、と言っていた先週の始めとは異なる展開になった。細くなってすんなり入るユニフォームに喜びもしなかった。それどころじゃなかったよなぁ。これだから明日はわからない。今日はね、こんな感じだ。じゃあ明日は何があるのだろう?思っても見なかったことが起きるんだろう。どうせ面白可笑しい出来事ばっかりだ!という人生が続く。ふふふ。

では今日はこのへんで。