何度言ったらわかるんだ。こちらは長いモノに巻かれたいが、そのモノから遠慮がちに優しく断られている気がするんだって。

昼から書いている。昨夜遅かったせいで朝はぐうぐう寝ていた。退職して初めての朝寝坊である。最近ではずるずると夜遅くなる時間にブログを書き、その後すぐ寝ればいいものを、テレビをつけてストーブの前をひとり陣取り温まることが続いている。

陣を取る、なんて言ったが、誰もこんな場所に陣取りに来ない。ひとり暮らしなのに誰に対して競っているのだろう。未だに人や動物と暮らしている気分ではある。強いて言えば、近くでこそつく鼠やタヌキらしき生き物、鳥、近所の人々、家そのものとかと一緒に暮らしている。少し遠くの場所から聞こえる工事現場の音なんかも暮らしの一部。自分ではない誰かが出す「気配」と暮らしている。

だから、たまに夜中にシンと静まり返り、自分ひとりしかいないのに「気配」を感じるとどうしたものか、と思う。今はもう平気だが、以前は怖かった。ひとりということに慣れてなかった。家族が長い間家の中にいたせいだと思う。家族と住まなくなり、人がいたのにいない「気配」だけが自分の感覚の中に残っていて、だからほとんど聞こえないようなかすかな物音でも反応しているらしく、錯覚する。それで、その錯覚が怖さを煽る。いないのに、いる気がする~。もう想像の世界だとわかっているのに、気配があるというのが事実という自分の認識。学校とか人が普段たくさんいる場所に夜行ってみて、人がいない空間に怖さを感じるような、それと同じ感覚だと思う。

それでもこの頃は錯覚だな、ちゃんとひとりだなと意識したせいか、慣れてわかっているので、気配があってもビビらなくなった。

話は逸れるが、そう言えば、最近家にこそつく奴らが近寄っていない。もしかしてとうとう古家過ぎて「もっときれいで新しい住みやすい家に移ろう」と心に決めて出て行った?見放されたか~。この家は小動物も慄く寒すぎる古家である。(要らん御墨付だ。)

話は最初に戻る。朝ではない朝を迎え、朝ご飯を食べ終わる頃には、あっという間に昼になっていた。気分的には光が燦燦と注ぐ朝一に書いているつもり。昼ご飯も、昨日はこの時間にはお腹が空いていたはずなのに、今は満腹でかなり遅い昼ご飯になるかもだ。3食しっかりご飯は欠かせない体質であるから、夜もまた食べるだろう。これではまた遅くなる。そうこうしていると、また夜遅くにブログを書き、そのうちまたずるずると毎日2、3時間ずつ夜遅くなって行って、眠る時間が朝になって昼になって、一週間後には元の生活に戻ってしまう・・・とかか。ありそうだ。

そんなありそうなこと、永遠とやるってことを、誰か試しにやってみた人はいないだろうか。ずっとズレ続ける日々を暮らす。元の生活に戻っても、またずるずる遅くなる生活。それって、一日を24時間として生きていない気がするが、得しているのか損をしているのかもわからない。睡眠時間の増減で未来に先に行っていたり、過去に留まる時間が長かったり、どこかでワープしていたりするのだろうか?一年の中で一日減ったり増えたり、カウントして行くと増減があるんだろうなぁ。

面白そうだが自分ではやらない。というか、ここまで書いていて思い出したが、ものすごく若い頃にそんな生活を平気でやっていた。答えとしてはたぶん、すでに自分の人生で一日や数日、失くしている。すでに日数的には人生短くなっている。あ~あ、もったいない。短くなっているという時点で、なんだか損した気分なのだ。

これ以上損した気分にならないように、今日という日をほんの少し活動時間を短くして、寝に入る時間を早めるつもりだ。それで早寝をするためにブログを昼間に書いている次第である。が、ここでまた疑問が湧く。日数的には損しているけれど・・・時間が実際に遣えるのは一応24時間ですよね?という問いが自分に向けられる。もはや考えが怪しくなってくる。アヤシイ。

時間や日数とか、1年とかは、人が勝手に考えて付けた名前であり、そういった何らかの考えの単位でしかない。短いとか長いとか、こうなってくると自分の中であまり意味を持たなくなって来た。何かの数値を見比べたりしても、流れて行く状態や生きていることは、単にそのままで何ら変わりはない。寿命だって未知数だ。大体なんだって一日の活動時間を減らすとか言ってんだ。自分で減らして何か変わるんかいな?減らす、という言葉に対して自分の感覚が「マイナスだってさ」と反応している。もう、考えがあっちこっち行って収拾がつかない。ただの堂々巡りならマシだが、放っておくと広がって止まらなくなる。また自分に対して面倒になってきた。

自分に問う。何なんだと。「朝に、朝ご飯を食べたい。」だ。なので、自分のために朝起きるべく、夜遅くにブログを書かないということを決めた。おいおい。そんなことのために今日も文章が長くなってしまったじゃないか。時間はかなり費やしてしまった。もうとにかく、昼の間にお昼ご飯を食べようと思う。日差しが傾いてきた。急ぐの嫌いなのに、急がねば~。

では今日はこのへんで。