今日もケーキ屋に立っていた。

ケーキ屋はこれから書き入れ時である。ハロウィンが終わり、今日からクリスマスに向けて動き始める。ハロウィン仕様だった焼き菓子ギフトが売れ残ったので、外の包装を変えるべく中身を取り出してバラバラにする。リボンは小さく切って他のギフトの飾りに使うので整理して取っておいた。使ったプラスチック製の袋はしわが出来ているので使えない。シールも貼り付ける力が落ちてしまうので再利用不可。ゴミが出てしまうなぁ・・・。出来る限り過剰包装はしないのだが、どうしても季節物の売れ残りは出てしまう。課題だな。

商売として売る量と売れる量がピッタリならば破棄することが無くて済む。生のケーキは破棄するのがもったいない。だからなのか、ケーキのような嗜好品を作る個人のお店は考えていて、予約のみ受け付けて販売するところも増えたように見える。破棄したとき材料費は必ずマイナスとなるのだから、破棄する量をいかに減らすかはお店にとってとても大切なことだな。

今手伝っているケーキ屋の店主は今まで売り上げが順調だった時期は、フルサイズのケーキを1種類ずつ作って、何種類も売っていた。最近の材料費の値上げと夏の季節にお客様が買い控える時期も考慮して、種類は減らさずにハーフサイズのケーキにして、1種類の個数を減らしていた。もちろん、生地の作りが違う物も多いので、そう出来るのは微々たる物なのだが、多く作って破棄してしまうよりはいい。苦肉の策である。当日作って当日食べ切るケーキではどうしてもお客様の来店見込み予想が違って、無駄が出てしまうことが多い。昔、家族の世話等で時間が今よりも大変だった時、完全予約販売にすることも考えたそうだ。予約で売り上げもはっきり見えるし、店主自身が一人で作成・販売したとしても少し先の予想がついて時間の割り振りが出来、お客様とも対応出来て、仕入れと販売に無駄がない。けれど、それでは急にちょっと買いに来たお客さんが買えないということがあり、店を構えているのにとても残念だなと思って、今のペースで販売を続けているようだ。今のところ、このスタイルで続けるよなぁ。店主のこれからの店についての考え方や話を聞いたりはしているけれど、商才が無い自分には案も出なくてとても難しい。どう解決していくかも然ることながら、スタッフとして未だに学びの日々である。

残っていた他のスタッフが病気で辞めることになり、自分は来年以降は唯一のスタッフである。どの程度店の力になれるかわからない。クリスマス商戦もどう乗り越えていくか?と今日も店主とも話をしていたが、今まで通りのやり方なら人材不足確定である。どこもかしこも「スタッフ募集」という文字が目に付くこのご時世。働きたい人にとっては良い時代なのだろうが、次第に働く会社が淘汰されて潰れて極端に数が少なくなり、生き残った会社だけが働く場所となりつつあるのではないかと思う。今いない誰かをひたすら獲得しようとして会社が今までと同じように回るようにするのではなく、今いる人材で何とか回るような仕組み作りの転換期なのか。削るところは削るというのも必要かもしれないな。うーん、自分としては転換期だなと思うが、少なくとももう一人くらいいる方が自分もありがたいなと思う。それとも滅茶苦茶働くか?いや,それじゃあ駄目だよなぁ。

トホホな頭でいろんなことを考えるよりも先に、店主が望むところのスタッフとして育つのが先だろうな。もう少し、もう少し、教わったことを出来るようになろう。

では今日はこのへんで。