慌てふためく自分の背中に指を差し、腹を抱えてクククと笑う。

2日続けて夢を見た。一般的に考えてもいい夢ではない。夢を見ている間は苦しくもがいているのだ。目が覚めたら「あー、疲れたね」と笑って自分へ労いみたいな声をかける感じだった。そんな夢を見るような生活をしていないはずなのになぁ、はて?と思う夢であった。

一日目は人に声をかけようと呼ぼうとしているのに声が出ないというもの。きっと目覚める直前にそばに家族がいたら、「すごいうなされていたよ」と言われるような夢だろう。きっと、うんうん唸っていたと思う。まぁ、誰もいないから呼ぼうとして声を出していても誰も知らない状態だが。見苦しい姿を見せなくて済んだ。

二日目は、ピアノを弾いている。発表会の舞台のピアノの目の前で、弾こうと思っている楽譜が無い。譜面台にはいくつか楽譜が乗っているのにもかかわらず、目当ての楽譜が無い状態で、探しても探しても無い。ジタバタしていた。なので、暗譜で弾けるのか?と周りから声がかかり、自分も暗譜しているかなぁ?少し位は弾けるかも?と弾き始める。たぶん途中まで弾いたところで目が覚めた。

どちらの夢も、夢の中ではおそらく必死だった気がするが、目が覚めてみたら自分のその姿に対して笑ってしまう。悪夢、という訳でもない。ただの夢である。それに、夢の中で試行錯誤していて、それがどうした、大したことないなと思いながらやっている自分がいた。結構夢の中でジタバタしている割に、落ち着いていた。きっとそれが今の自分の状態なのかもなと思う。見た目はバタバタ、けれど心の中では静まっていて、自分の姿を静かに落ち着いて見ているような。

話は変わって、昨日今日と全国的に雪。みぞれが降って積もり始めたときに、歩道橋を渡る。あと少しで階段を下りる一歩手前で、みぞれの粒粒に足を取られて滑ってしまう。咄嗟に左手をついて、体を支えていた。尻もちをつかずに済む。痛いところはない。上着の袖口がほんの少し濡れた程度である。おおっ、手をついた。滑ってこけていたはずなのに、これはこけて無いゾ。ニヤリとしてしまった。日頃の運動が自分の体を守ってくれた。まだ腕や手首の骨は自分の体をしっかり支える筋肉がついている。フフフ。

体は年を取ったらどうしたって脆くなるけれど、今の自分に出来ることもあるんだなと思う。日々の運動だ。体全体の筋肉を休眠させない。動かせば動かすほどに動いてくれる。骨は若い人より脆くなるのだろうけれど、筋肉で支えて守ることはまだ出来そうだ。足のところの手術後に過ごした日々を振り返ると、筋肉は動かさないと固まってしまって動けなくなることが実感としてわかった。筋力を強力に増加させる・・・などと思わなくても、今ある筋肉をしっかり使ってあげることだけでいいのだ。

細い筋肉でも生きるために必要な分は体にまだ残っているはず。それをただ十分に機能を発揮させられるように緩める。伸ばす。この寒い季節、筋肉が動けば体も温まるしね。子どもの頃、誰もが体をほんの少し動かしていたと思う。足をブラブラさせたり、手を見えないところでクルクル動かしたり。常に何かしら動くものだったと思う。ゆらゆら、ぶらぶらでもいい。まずは無理なく動けるところからやってみると、日が経つにつれて全然違うのがわかる。

そんな落ち着きのない姿を見られるのは嫌だ~と思った人もいるかもしれない。だったら一人のときにやればいい。まぁ、動かすのが大変な人でも、どこでも出来そうなのが深呼吸だ。意外としっかり吐く、吸うという動作だけでも体はかなり動くのだ。息をするために筋肉が広がるし、ちゃんと縮む。意識してやってみるといろんなところが動いているのがわかる。自分の体で動かないところも知ることが出来る。ピキっと首がつらないように気をつけてゆっくりやろう。ゆっくりとネ。

深呼吸は大抵の人が難しいことは考えなくても出来ると思う。でも、息を吸う吐くってことだって、機能を発揮していないことが多いのだから十分にゆっくりやろう。ちなみに自分は深呼吸で呼吸器の異常(喘息)に気が付くことも多い。それだけちゃんと体をフルには普段使っていないってことなんだよね。すー、はー。うん、今日は大丈夫。

では今日はこのへんで。