クリスマスツリーを出した。今年はもう出さなくてもいいかなと思っていたが、突然思い立って夜遅くに出した。数日しか目に映らないけれど、それでも少し環境を作ることで気分が盛り上がるはずだ。今年は店でケーキを買ったし、もうそれだけで十分にクリスマスの祝いの席を作ることが出来る。こうやって季節ごとの雰囲気を自分で作り出し、楽しむ。人任せではなく、自分で気分を楽しむために、雰囲気が出る環境を作るのだ。それがたったひとつの柚子を風呂に入れることだったり、いつもより細かいところを掃除をしたりすることでもいいのだ。カレンダー通りではなくても、自分のクリスマスや年末を思い出させる過ごし方を整えるだけで、今年が終わり、正月を迎えられるものだろう。
生きていると、なんらかの節目が区切りとなって、自分の人生の振り返りをしてみる機会になる。そんな機会があれば、間違った道に進んでいるときは自分でも気が付いて、軌道修正も出来る。順調なら、順調なりに気が付いたことを改めて捉えておくと、何かでつまづいたときにも自分を立て直す力になる気がする。目標達成したい人が短い期間で常に自分のことを振り返り、その都度調整するのと同じように、季節が変わるごとにやっていれば、自分の人生の大きな間違いが起こりづらいんじゃないだろうか。まぁ、それだけじゃなく、せっかく日本に生まれて、誰かが作ってくれたいろんなイベントを楽しまない手はない。人が集まる祭りがないと人間は憂鬱になってしまって病気になるらしいし、家族や友人、パートナーがいなくたって、にぎやかでバカ騒ぎしているような人ごみだとしても、一人でフラフラと出かけて見て来るってだけでもきっといいことなのだ。感染症が今も流行っているから、しっかり対策をしつつだけど。
さて、クリスマス本番。ケーキ屋は土日が混んでいたが、今日は平日で予約数があまりなかったので自分も出勤時間が少なくなった(だからブログを書いている)。店主もひととき休憩のような日。忙しいときに自分が出来ることと言ったら、ひたすら苺のヘタ取りとか、次々出て来る洗い物の片付けをして、今は焼き菓子のパッキングとシュークリームの仕上げ、カットケーキの個別の包装だ。出来ることは今のところ、この位しかない。大きなクリスマスケーキを箱に詰めるのは今回はやっていないし、店の準備や片付けの時間帯には出勤していないので、大きな戦力かと言えば違うかもしれないなぁ。
けれど、自分もとても大切な仕事をしていると思う。この忙しさの中でも店主が冷静に仕事をしているのを見ていると、小さなシール貼りでさえもこれは大事な工程だと思えるのだ。店主はクリスマスケーキのデコレーションをいくつも続けて一人でしているが、常に落ち着いていて、スタッフへの面倒見もいい。焼き菓子のパッキングで大量の失敗をした人への説明をしている姿を見たのだが、忙しさの中で怒ったり後回しにすることもなく丁寧で、その姿は「すべての仕事がこの店の大切な仕事となる」ということを実践している気がした。しかも何らかの失敗で場の空気が悪くなるのも避けている。やる気が出る方向に人を動かして、どの仕事もスムーズに動くようにしているのだな。無駄が無いなと思う。
自分も他で忙しい職場を見て来たが、仕事の大小や優先順位で切り捨ててしまうこともあったと思うのだが、それはこの店にはない。全部が必要で無駄が無く、だからこそ確実にやって着実にこなしていくことが大切なのだなと見ていて思う。「どんなに忙しくたって、ちゃんとすべて最後には終わるものだよ。」と言う店主の言葉が言葉だけではないなぁ。小さなひとつの仕事でさえ、この店を形作る大事な仕事であるのだ。今日も出来ることを着実にやろう。
夕方には家族が仕事を終えて帰って来る。また暫く家にいる。正月はケーキ店の手伝いがあるので、ブログを書く時間が少なくなりそうだ。今年の年末年始はまた違う日々だろう。昨年のような大きな地震はカンベンして欲しい。何事も無く無事に、穏やかに健やかに過ごせますように。
では今日はこのへんで。